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空性寺(空性庵)
本尊は阿弥陀如来です。創立は貞享二(一六八五)年、開山は念譽空性です。
当庵は、元共同墓地兼火葬場でしたが、文政一〇(一八二七)年、大津小路の酒井氏の寄進により堂宇を建立しました。
境内には他に「六地蔵」「地蔵尊石像」、中に「薬師如来石塔」「瘡地蔵」を祀った薬師堂があります。「瘡」とは皮膚病の総称ですが、一般的には梅毒の俗称として使われ、昭和三三(一九五八)年「売春禁止法」が成立するまで、夜陰にまぎれて訪れる娼婦の信仰が厚かったと云われます。
昭和二六(一九五一)年、宗教法人法改正に伴い「空性庵」から「空性寺」に改称されました。
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